うちの次男

長男は人間の息子、次男がREX。REXは2回の椎間板ヘルニア手術&脊髄軟化症で後ろ足は麻痺したまま。2017年7月7日17才6ヶ月で虹の橋へ☆

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あの日

あの日の前日、6日朝。
REXが自らペロペロした最後の食事はヨーグルトでした。
少ししか入っていないのにその半分にも満たない量しか飲まなかったけど。


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長男はいつもREXの事を心配して様々な配慮をしてくれていました。
6日は北風が心地よい日だったので自分の部屋の方が居心地いいよって
連れて行ってくれました。
ちょうど良い高さのアゴ枕を作ってくれたり、枕をしてあげたり。
来月20才になる息子にとっては2才の頃からの相棒、
カユイ所に手が届くってくらいREXの気持ちを理解しているようでした。


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「気持ちいいね」 そんな顔つき、まだしっかり目が訴える力を持っていました。


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この後、昼休みに私が戻ってみると それから悲しい鳴き声が始まりました。
このままでは仕事に行かれない、午後3時からの診察に連れて行こう、
職場に電話し早退しました。
病院までは首がグラングランのクタッとなったREXをドライブBOXに入れて
連れて行くには無理なんじゃないかと思い、
「何かあったらすぐに連絡していいから」 と言ってくれた知り合いに
連絡すると快く「連れて行ってあげるから」 と言ってもらえました。

実はこの病院、6月28日(水)に初診で診ていただいて2回目。
黒ラブちゃんと出会い抗生剤ではなく膀胱洗浄の話を聞かなければ
行かなかった病院でした。
いつも行列ができているのは知っていましたが逆にそれだから
ちょっと引いて見ていたんです。

けれど初診時、すでにREXは重症と判断、手際よく様々な検査をし
どんなに後続の患犬ちゃん達を待たせてもREXの為にできる限りの時間を
割いて診てくださいました。
エコーで肝臓にいくつもの腫瘍があり、レントゲンでは肺にも影が。
春から続く食欲不振の原因がわかった瞬間、涙がボロボロと出てきました。
その時に告げられた余命は1週間。
それでも食べる意欲がまだあったREX、今までの復活劇を思えば
1週間なんて事はないと思っていました。
教えてもらった膀胱洗浄を一生懸命やるだけ、そして食べられるものを
探して食べさせる、それだけに集中しました。

余命宣告から8日目、2回目の受診で先生に聞きました。
「もうこの病院に来る事はないですか?」 と。
「心臓がかなり弱くなっています。今日かもって明日です。
だからこれで最後でしょう」 

たった2回目なのにこの先生に引きつけられていました。
1つ1つの言葉にペットと飼い主の気持ちに寄り添う言葉がけを
してくれるのです。
皮下点滴も吊るした状態で入れてくれました。
今までの病院はいつも点滴袋を手でねじって無理やり早く入れて
それが普通だと思っていたんです。
「それね、痛いのよ」 と。 
知りませんでした。
痛み止めの注射も済んだ時です。
最後にこの先生から一言いただきたいと思いお願いしました。
少し考えて先生は 「よく頑張りました、この子も飼い主さんも」 と。
涙がとめどなく溢れてきました。
REXの今までの病歴をザッとしか説明していなかったのに
どれだけの道のりがあったのか察してかけてくれた言葉。
さらに 「あなたはこの子だけで5頭分くらい飼いましたね」って。
これには驚きました。
私が以前から友人などに言っていた事と同じでした。
「私、REXだけで5頭くらい飼った気持ちでいる」って。

行列ができる病院、そのわけがようやくわかりました。
どんなに待ってもこの先生に診ていただきたい、
皆さんそうだったんですね。



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点滴と痛み止めのおかげか家に帰ってからしばらくはよく寝ていました。
夜11時頃になってまた鳴きだしました。断続的に何度も何度も。
そのたびに撫でながら声をかけ続けました。
不思議と私が撫でるより、息子がそっと手を当てると鳴き止んでいました。

ただ7日七夕のあの日 明るくなってからはずっと苦しそうにしていました。
目は開いているけれど焦点が合っていない、見えていないような。
こんな状態のREXを見ているのが辛くなり
「もういいよ、頑張らなくてもいいよ」 と伝えました。

午後2時58分、その時。
さっきまでREXの横にいた息子が席を外しました。
少し離れた所にいた私の耳に 「フゥーーー」という聞いたことがない音が聞こえました。
すぐにREXのそばに行きました。
今までとは様子が違っていたのです。
すぐに大きな声で息子を呼んでREXの名前を呼び続けました。
その時はもうお腹の動きがありませんでした。
カクッカクッとなっていた顔の動きも少しずつ止まりました。



  


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前記事ではたくさんのコメントをいただきました。
REXが皆様からこんなにたくさん声をかけていただけるとは
思っていませんでした。
1つ1つ大切に読ませていただきました。
温かいお気持ちに涙が止まらなくなってしまいました。
とてつもなく悲しい中、思いを寄せていただきどんなに嬉しかったでしょう。
たくさんの病気をしたけれどこのブログを通して見守って下さっている
多くの方がいた事を知り、感謝の気持ちでいっぱいです。
本来ならば1つずつお返事しなければならないのですが・・・
余裕がなくて本当に申し訳ありません。
たくさんの方に応援していただいた事、決して忘れません。
どうもありがとうございました。

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☆ この後は冷たくなったREXの画像がありますので畳んでおきます。


あの日の翌日、空へ駆け上がっていく日です。

息子はバイトがあったので出かける前が最期のお別れでした。
「REXを抱っこしてあの階段の所へ連れて行ってもいい?」
と言ってきました。
それは2人でよく行っていた遠くの景色がとてもよく見える場所です。
息子は最後にもう1度、あそこからの景色を見せてあげたかったんだ
と思うとまた涙が出てきました。

バイトに出かける前も何度も何度もREXを確認して最後に
「バイバイ」って言って出かけていきました。


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午後、いよいよ我が家を出て行く時。
真っ白なバスタオルに包んで赤ちゃんみたいに私がずっと抱いて
パパの運転する車で向かいました。


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最後の旅行は熱海だったね、
その前のドライブは房総だったね なんて話をしながら。
小さい頃に駆け回った近所のグラウンドがあった場所も遠回り、
開発が進んで今は家がたくさん建っているけれど確かにこの辺で遊んでいたよね。



そして、ついに到着。

実はここは全く考えていなかった斎場でした。
予定していた斎場が設備点検で予約できず
息子がさっと検索してくれて
「ここ、すごく良さそうだけど」 と言った所でした。
それはふとREXが選んだように感じました。

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REXを触れるのはこれが最後、冷たくなった頭を撫でました。
そっと顔を近づけてREXの匂いも忘れないようにしました。
娘からは手紙、息子からは熱海に行った時の波の写真を預かったいたので
それを後ろ脚に挟むと一緒に持って行ってくれると教えていただきました。

梅雨時なのに真っ青な空。
晴れ男と言われていましたが、そんな良い天気の中、
友達がたくさん待っている場所へ昇っていきました。




大切に大切にしてきた次男。
カメラが大嫌いでレンズを向けるとすぐにそっぽを向く次男。
食べる事が大好きで食べなくなってからは物凄く心配だった次男。
運動神経が悪くて決して飛んだり跳ねたりできなかったのに
何度もヘルニアなっていた次男。
ドライブするのが大好きで一緒にいろいろと出かけた次男。
ドッグランで他のワンちゃんと戯れるのが好きだった次男。
何度も命が危ない状態になりながらも不死身じゃないかと思わせてくれた次男。
・・・・・



いつかその命が終わる時がくるのはわかっていました。
わかっていたけど やっぱりものすごく悲しい。
どんなに手がかかってもそれが私の生活でした。
だから何もしてあげられなくなった今は時間が有り余ってしまって
どうしていいのかわかりません。
明日は何を食べてくれるのかな?
手作り食なんて今さらできるのかな?
そんな風に考えていた数日前が懐かしい。

私の為に私を1人にしないように曜日も選んでくれたんだよね。
すごいね、REXは。

本当はこんな湿っぽい記事にはしたくなかったんです。
もっとドライなあっけらかんとした事を書くつもりでした。

でも できなかったーーー

REXに心配されないように少しずつ慣れていくから
たまには近くに降りてきて何かアピールして欲しいな~~
何でもいいよ、オカルト的でも何でもね。
楽しみに待っているからね。

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| 管理人のつぶやき | 14:35 | comments:7 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

何度も書き込みごめんなさい。返信は気にしないでくださいね。

最後の日の様子を教えてくれてありがとう。
苦しむ姿を見るのどんなに辛かったか。
ベルとローズはほとんど苦しむことなかったけどあの日のことが蘇って読んでいて涙が出てきました。

息子さんも辛かったね。
一緒に最後のお別れできずバイトに行ったなんて😢
あの熱海の海の写真を入れてあげたんですね。
思い出深い写真拝見できてよかった。

ポチャコさんが5匹分飼ったということはレックス君は5倍の愛情を家族からもらったんだね。愛情5倍本当に本当に幸せなレックス君でしたね(^^)
まだしばらく悲しみが続くでしょうから泣きたくなったら我慢せず思いっきり泣いてくださいね。

| nossamama | 2017/07/10 20:55 | URL | ≫ EDIT

真っ青な空

いろいろな経緯があったんですね。詳しい様子が手に取るように分かり、特に主治医の良い先生と最後に出会えた事もREXくんの為になって何よりでした。動物病院は正確な診断はもちろんですが相性や‥何かの見えない力でご縁のある先生との出会いで大きな違いがありますね。
私は飼い主歴3年ですが17年もの長い月日をお子さん達の成長と共に次男のREX君と過ごした月日は思い出いっぱいで今はきっと整理がつかないかとお察しします。ご家族の皆さんもそれぞれお辛いでしょうが‥どうかゆっくりなさって下さい。これからもこちらのブログでREXを訪ねさせて頂きますね。

| ジジルナ | 2017/07/10 23:37 | URL |

前回のレッ君の写真、保存させて頂きました
とってもいい笑顔のレッ君です
最後の食事はヨーグルト、小岩井かな…ルン最後は小岩井のヨーグルトでした
目力のしっかりした前日のレッ君、毛ツヤもきれいで大切にたいせつに
お世話されていたのが伝わってきます
レッ君、生き抜きましたね
ポチャコさん家族に出会えたから、天寿を全うし生き抜いたのだと思います
たくさんの事を教えてくれてありがとう!

| ベリー | 2017/07/10 23:51 | URL |

ママ、お兄ちゃんありがとう

最後まで居てくれてありがとう。

僕、幸せだった。もっと居たかったけどごめんね。

この家の子で良かったよ。

……レッくん 忘れないよ。

| ココパパ | 2017/07/11 00:24 | URL |

ポチャコさん お辛い中、あの日のことを教えて下さって ありがとうございます。
レッくん、本当に本当に頑張りましたよね。ポチャコさんが 「もういいよ、頑張らなくてもいいよ。」と言ったのがよく解ります。
長男さんが どれだけレッくんと繋がっていたのか、本当に心が痛む思いで読ませて頂きました。お辛いでしょうね……

まだまだ四十九日までは 魂は お家にいる といいます。レッくんは、今でもみんなの側にいますよ。
みんなに感謝しながら ずっと見続けていることでしょうね^ ^

ポチャコさん、今までレッくんにしていた事が急になくなり ポカンとしてしまいますよね。
悲しくて…お辛いことをお察し致します…

ポチャコさん、どうか 季節柄 ご自愛下さい。

レッくんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。



| chocohimi | 2017/07/11 10:43 | URL | ≫ EDIT

ありがとうございました。

いつも参考にさせて頂いておりました。REXくんが旅立った悲しみ、どれほど深いかと考えると 慰めの言葉も出てきません。同じ病気の我が家のトイプードルも11歳を迎えました。ブログに書かれている悩みを同じように感じていた私は REXくんの可愛い笑顔にどれほど励まされたことか、、、本当にありがとうございました。心からREXのご冥福をお祈り申し上げます。

| れおママ | 2017/07/11 20:17 | URL |

ずっと忘れないよ

REXくんも旅立ったのですね。
年齢はコロンの方が年上だけど
お兄ちゃんのようだったREXくん
何も一緒に行ってしまわなくても‥。
けど、お空の旅もREXくんが居てくれれば
安心です。
どうぞ安らかに
また逢う日までバイバイね。

| Yukali | 2017/07/12 12:51 | URL | ≫ EDIT














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